いざという時に、緊張が原因で失敗してしまうことがあります。
そして、
緊張しなければ・・・
いつも通りできれば・・・
と思うのです。
入試・入社試験・資格の試験・スポーツの大会・コンクール・演奏会など、状況はそれぞれですが、共通することは、かなりのプレッシャーのかかるということです。
そして、その結果の良し悪しで人生を左右されかねない場合は、さらにプレッシャーがかかります。
しかし、このような状況でも十分な力を発揮できる人もいます。
その違いは何なのでしょうか?
さまざまな要因はあると思いますが、根本的な原因として、過去の似たような状況で失敗した経験が考えられます。
過去に似た状況がなかったとしても、同じようなプレッシャーがかかる状況でうまくいかなかったことが考えられます。
そして、過去の失敗経験と同じように失敗するのではないかと潜在的に思ってしまうのです。
結果として、実際に失敗してしまうのです。
では、過去の失敗経験はどのようにつくられたのでしょうか?
ここにバーストラウマ・インナーチャイルドが関わってきます。
生まれて初めて失敗を経験したときのことは、ほとんどの人が覚えていないでしょう。
きっと、ささいな出来事だったに違いないでしょう。
しかしその時、バーストラウマによる「私には存在価値がない」という情報に、失敗経験によって「だから、失敗するのだ」という情報が付け加えられます。
そして、潜在的に「私には存在価値がないから失敗する」という情報を持つようになります。
さらに、失敗をするたびにその情報を強く信じるようになりインナーチャイルドを大きくします。
結果的に、人生の重大な場面においてその情報が引き出されるようになり、極度の緊張と失敗を生み出してしまうのです。
そのため、異常な緊張と失敗の根本原因となるバーストラウマ・インナーチャイルドを癒すことが、プレッシャーによる失敗から解放される手助けになるでしょう。