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一悟術の智慧
「幸せ」、「豊かさ」、「人間関係」、・・・。

誰もが日常的に経験し、その大切さを感じてはいるけれど、
なかなかその本質まで掘り下げる機会が少ないテーマがあります。

「一悟術の智慧」では、こうしたテーマを取り上げて、
一悟術的「モノの見方」を、対話形式でわかりやすくお伝えしていきます。

一悟術の智慧 壱の巻「幸せについて」
■その8

それから、一般的な考えとして、人間満足してはいけないとか、満足したら堕落する、という考え方があると思います。
それについてはどう思いますか?

意見を聞いてるんですか?


はい。

どうでもいい考え方だと思います。


どうでもいい?
それは満足したら努力しなくなるというのは・・・・・・
それはウソですね(笑)。

たしかに本質的にはそうではないと思いますが、こういう意見は一般に信じられていると思うんです。
満足したら努力しなくなるから、決して満足したらいけないというような考え方ですね。

たとえば、イチローのやり方とかそうじゃないかと思うんです。
1ミリでも違ったらその1ミリを修正する、みたいな。
だから満足してしまうと、精度が落ちるんじゃないか、と思ってしまう。

そう思うと、常に不満を持っているからこそ、向上していくんだ、といった考え方は、わりと理に叶っているような気もするんです。
本質から見るとたしかにおかしいんですが、なんでそんなふうに思ってしまうのか、説明してもらえませんか?

一般的に、満足したら成長しなくなる、というのは、まあまやかしですよね。


まやかしですか。
満足したら、もっと満足するように努力する、ということ?

満足しないのに努力しないでしょう?
何らかの達成感とか満足感が得られるから努力するんですよね。
もしそれが何もないとしたら、あきらめてしまうと思います。

だから一般的に言う、満足したら努力しなくなる、サボる、というのは、逃げの言葉というか、逃げの口実というか、本質的なところに向き合いたくないとか、できない言い訳とか、その辺になってくるわけです。

それと、イチローが言っていることは別なわけです。
イチローが言ってるようなことは、満足している状態が当たり前で、その先を目指すときの話をしているんです。


そう言えば思い出しました。
NHKスペシャルで、茂木さんが、イチローにちょうど僕がしたような質問をしていました。
それに対して、イチローは、「いえ、満足してます」て言ってましたよ!
満足しないと続けられない、と言ってました。

そこの1ミリの違いに、さらなる満足があるわけですよ。


そういうことですね。
もっと満足できることが分かってるから、やるということですね。

そうです。
一般の人から見たらストイックにやっていて、かなり不安からやっているように見えるかもしれないけど、それはそう見えるだけです。

そう見えるぐらいの極限状態で闘っているということです。
多くの人は、そういう極限状態っていうのは、不安や恐怖からしかできないわけです。
そういう時にしか出てこない力なんです。


なるほど、分かりました。
だからあれを観て、あーなるほどと思う人と、あれはちょっと不安から出ているから、彼は本当は幸せじゃない、と言う人がいる理由ですね。

そうだと思います。


じゃあ、一流になってくると、満足から次の満足へ行くために、究極の努力ができるということ?
がんばりが効く、というか。

普通の人はもう死ぬか生きるかじゃないと火がつかないんだけど、一流の人は次の満足に行くために究極の努力ができるんですね。

そうです。それが一流です。


それはすごくいいですね。
とてもいいことを聞きました。

では最後に、幸せになるには、という話を聞きたいんですけど、幸せになる公式みたいなものはありますか。
多くの人に共通する、普遍化できる、たとえば好きなことを仕事にするとか、人に奉仕する、だとか、なんか自分の本質に近づいていく、といったような。

幸せになる、というのは簡単なんですよ。


さっきまでの話からすると、幸せになるのは幸せ感を感じるようにすればよくって、トラウマを解消させた人にとっては、たぶんそれは割と簡単だと思います。

解消されてない人でも簡単ですよ。
公式は、まず「幸せになると決める」。
次に、自分の中で幸せの条件を作る。
体験、経験する、それを修正する、の繰り返しです。

簡単でしょう?


簡単ですね。
でも普通の人は、お金があったら幸せというところまでは行くと思うんですよ。

えーと、幸せになると決める。
お金持ちになる、というところまでいくと思うんですが。

すでにその決め方がおかしいですね。
さっき言ったように、幸せというのは、行動レベルで感じることが多いんです。
だから、何をしたら幸せかを明らかにする。
そして、それをした後に、本当に幸せかどうか、というチェックをするわけです。


なるほど。
たとえば買い物をしたら幸せ、という条件を作ったら、実際に買い物して幸せになったかどうかチェックして、なんかちょっと違うなと思ったら、また別のものを、、、

別のものというよりも、何が違うんだろうかと見るんです。


そうだと思ったのに違ったのはなんでだろう、と?

その違った部分を修正していけばいいわけです。


破産しないうちにね。

買い物だったらね。


それはいいですね。
幸せになると決めて、行動レベルで、これをやったら幸せ、というルールを作って、実際にやってみる。
そうか、そうでないかを見て、そうでないとしたらどの部分が違ったのかを分析して、修正して、またやっていく、の繰り返し。
これはいい公式ですね。
ありがとうございます。

そこに意識が向いているには、ヒーリングがトラウマを解消している状態が望ましいです。
そうすることで、実際にやるときの抵抗感や不安感などが緩和されているからです。

スムーズに行動していけるので、公式を進める上で必要なものは何らかの形で出て来るようになります。


それはそうですね。
それはそういうふうにできてるんですか?

何かをしようと思って、そこへ向けて行動していったら、それに必要なものは、何らかの形で出て来る。
それはそうなっていくんですか?

それはそうなっていきます。


例外なしですか?

はい。
もしならないとしたら、それは自分の中に原因がある。
決め切れてない、とか。行動してない、とか。まやかしの行動しかしてない、とか。
ほんとうにやっていれば、確実にそうなってきます。


分かりました。
非常にいいまとめだったと思います。
ありがとうございます。


■一悟術の智慧

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