ホーム  >  一悟術の智慧  >  一悟術の智慧 壱の巻その7
一悟術の智慧
「幸せ」、「豊かさ」、「人間関係」、・・・。

誰もが日常的に経験し、その大切さを感じてはいるけれど、
なかなかその本質まで掘り下げる機会が少ないテーマがあります。

「一悟術の智慧」では、こうしたテーマを取り上げて、
一悟術的「モノの見方」を、対話形式でわかりやすくお伝えしていきます。

一悟術の智慧 壱の巻「幸せについて」
■その7

家族レベルのことは分かりましたが、さっきのアフリカの話に戻って、社会として、こういう社会だったら、インナーチャイルドが育ちにくいというのはありますか?

まずは、バーストラウマが少ない、というところから来ますよね。
バーストラウマが少なければ、そもそも自己否定感というのが少ないわけです。


それだと、相手を否定して優越感を感じる必要もないですね。

インナーチャイルドがつきそうな場面でも、バーストラウマが少なければ、つきにくいということです。
それが今のアフリカの話ですが、自然分娩で、生後3ヶ月、母親と子どもは四六時中肌身離れずずっと一緒にいる。
そういうところがあるらしいです。


それは確かに。絶対的な安心感が植え付けられますね。

現代みたいな競争社会では、社会として伸びてこないかもしれませんが、そのコミュニティはコミュニティなりに、幸せなのかもしれない。
それは現地の人しか分からないでしょうが。


もし今後世界が変化していって、もっと住みやすい社会になるとしたら、その大元になるバーストラウマ、分娩の仕方から変わっていく、と感じでしょうか?

それはけっこう後の話かもしれません。


その手前では、どう変化が起きてくるんでしょう?

まずは親から変化していかないといけないですよね。
大人から変化する。


それはバーストラウマがある人を解消していく、ということですね。

それが改善して、そういうことに意識が向く人が増えてきたら、自然と分娩の方法も考えるでしょう。
また、育て方も考えるようになるでしょう。


禁煙が自然に社会の大勢になったように、自然に分娩の仕方も変わってくると。
だから、ヒーリングはやっぱり非常に大事ということですね。

そうだと思います。


あと、なんで人は幸せを感じなくなっちゃうのか、というところで、普通の人の傾向として、今自分が持っているものより、持っていないものに目が向いてしまうことがあると思います。

それは人間というものが、そもそもそういうものなんでしょうか?
それとも、なにか、それこそトラウマが影響して、今ないもの、ないものと見るようになってしまうんでしょうか。

それもいろいろありますが、まず、あるものというのは、本人にとって当たり前のものである、ということがあります。
だから、気づきづらいというのがひとつ。
加えて、そのないものを求める性質というのは、本質的に持っているものでもあります。

というのは、成長という側面では、ないものを求めることが必要なわけです。
ただ、必要以上にないものを求めることに関しては、トラウマなどが影響しています。


なるほど。
では、求めること自体は、健全な部分もある、と。

そうです。


それが行き過ぎて不幸になるくらいだと、やりすぎだよと。

そうです。


あと、自分の持っているものは見えにくい、というのは、ほんとその通りだと思うんですが、幸せに暮らそうと思ったら、それは意識的に向けた方がいいですかね。

自分にあるものを?


そうです。
例えば、よく言われるのが、青空を見て、目の見えない人のことを思うと、目が見える幸せがあるし、外に出たら風も感じられるし、というようなことです。

自分が幸せを感じたいと思ったときには、そういうふうに立ち戻るのが有効なんでしょうか?
そういう、普段は見落としがちなことに時々意識的に目を向けてやるといいんでしょうか。

やるのはいいんじゃないですか。
あるものにも、目を向けるのは。
でも、何が問題かと言うと、自分には「何もない」と思っていることなんですよ。


不幸なときは「何もない」と思ってる。
でも本当は、あると。

はい。
だから無理に目を向ける必要はないですが、たとえばセラピーの方法として必要なのであれば、あるものに目を向けてみましょう、といったワークは有効かもしれません。

けれど、その自分にあるもの、ないもの、というのが正確に認識できていない、というだけの話ですよね。


なるほど。
あるものをないと勘違いしてますよ、ということですね。

そうです。


あるものはあるとして、持っておきなさい、と。
で、ないものは、求めて得られるものは求めてもいいし、そうでないものはそうでないようにしておく。
境界を自分で正しく把握しておきなさい、ということですね。

そうです。
自分のことを正しく認識しよう、ということです。


そういうことですね。

それから、一般的な考えとして、人間満足してはいけないとか、満足したら堕落する、という考え方があると思います。
それについてはどう思いますか?・・・


次回に続く・・・


■一悟術の智慧

前
一悟術の智慧 壱の巻その6
カテゴリートップ
一悟術の智慧